カンフーハッスル(吹替) レビュー

2005年1月1日公開
監督・製作・脚本・主演:チャウ・シンチー
出演:チャウ・シンチー、ユン・チウ、ユン・ワー、ドン・ジーホウ、シン・ユー、チウ・チーリン、ブルース・リャン、チャン・クオックワン、ラム・ジーチョン、ホアン・シェンイー 他
チャウ・シンチーが『少林サッカー』に続いて、監督・製作・脚本・主演を務め、「ありえねー!」とインパクトのあるCMで気になっていた『カンフーハッスル』を観てきました。
とにかくストーリーもキャラクターも ありえねー って感じで笑わせていただきました。
ありえねー とはいっても、ハメを外しすぎて意味不明になっておらず良くまとまっていましたが、現代版のハチャメチャ香港映画といった感じで、『少林サッカー』のような真新しさのようなものを感じられなかったのは少し残念ではありました。
ストーリーはあって無いようなもの。物語に柱となるものや目的が無いため、何となく話が進みます。ドタバタと楽しませてくれたものの、観終わった後、あれ?終わっちゃったよ。って...まぁ、「時間を忘れるほど面白かった。」と表現することもできるんでしょうけどね。『少林サッカー』でいえば「大会に勝利する」といった目的があるじゃないですか。ああいうものが今回の主人公には無くて、偶然で覚醒して強くなっちゃったりと...感動所がない。だから、面白くてよかったんだけど、物足りなさを感じてしまいました。
この作品、『少林サッカー』に出演していたキャストも何人か出演していて、そのキャラクターの違いが面白く感じたりもしました。
それにしても、個性的な俳優がやたら多い。やっぱカンフー映画はぶさいくが面白い。
あと、私としては珍しく吹替版*1を観たんですが、高島彩軽部真一を始めとしたFNS各局のアナウンサーが声優を務めていたりと見所もあって面白かったですね。
とりあえず、先日紹介したカンフーハッスル2』は観ようと思いました。
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*1:全国でも吹替の上映館の方が多くて、私の観た映画館では吹替え版のみだったんですよね。上映開始当初は字幕版も上映していたようなんですけど...